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コラム「世界の森林減少について-なぜ今、植林なのか-」

はじめまして、Mr.モリーヌと申します。

このたびは縁あって「植林ぱちんこ」のコラムを担当することになりました。

 

当コラムでは「世界の環境問題の今」を、わかりやすく切り取って解説します。

パチンコを楽しみながら気楽に読めて、皆さんのちょっとした知的好奇心を満たし、小さな善意のきっかけになれるコラムを目指します。

よろしくお付き合い下さい。

 

さて、初回のテーマは「世界の森林減少について。なぜ今、植林なのか?」です。

 

みなさんはこの地球上の森林の広さがどれくらいあって、どのくらいのスピードで減少しているかを知っていますか?

 

2020年の統計データでは、世界の森林面積はざっと41億ヘクタール、陸地面積の31%ほどです。

じゅうぶん広いように思える世界の森林ですが、1990年からの30年間でなんと1億7800万ヘクタール(日本の国土面積の約5倍!)も減少しています。

 

減少速度がもっとも大きかった2000年ごろは1分間におよそ東京ドーム3個分、東京都や大阪府ほどの広さの森が、たった1週間から10日ほどで消滅していた計算になります。

幸いなことに2000年以降は減少速度が鈍化傾向(つまり、少し緩やかになっている)なのですが、それでも1分間につき東京ドーム約2個分と、まだまだ猛烈な減少速度です。

 

では、どうすればこの森林減少を食い止めることができるのでしょうか。 1つは純粋に森林の破壊を止めることです。

人間の手による森林破壊の大半は、その土地の人々が生活するため、つまり木材をとって売る、または農地に変えて利用する、といった目的です。

 

しかし、すでにさまざまな取り組みがされてはいるものの、各国の経済事情、現地の人々の暮らしに関わるので、これらを完全に止めるのは不可能に近い状況です。

 

そこで、森林減少にブレーキをかけるもう1つの手段が植林です。

破壊が抑えきれないのなら、植えればよい。

 

もちろん、そんなに簡単なことでもないのですが、植林によって森林の減少を止められることは、データとしても示されています。

 

実は、2000年以降に森林減少が少し緩やかになったと書いた主な要因は、植林活動です。

世界森林資源評価2020(FRA2020)の報告書によれば、2000年以降は中国や東南アジア、南米などで植林が活発になったことにより、中国や東南アジアでの森林減少はほぼ止まり、南米でも状況はかなり改善したという数値データが示されています。

 

残念ながら現在もアフリカ地域では森林破壊が拡大しているので、世界全体でみるとあまり減速していないように思えるかもしれませんが、植林活動が確実に効果を上げていることがわかります。

 

世界の森林減少に対し、人間の手による森林増加(つまり、植林)が大きく影響しているという考察は、同じ報告書の中にもはっきりと記載されています。

森林を破壊するのが我々人類の宿命だとしても、それを再生することもまた人間の使命なのかもしれませんね。

 

少なくとも、植林という地味にも映る取り組みは、人類にとって決して地味ではない成果をあげていることが、わかっていただけたかと思います。

2020年から先は、森林破壊が拡大し続けるアフリカ地域での植林活動がどれだけ成果をあげるかに注目です。

 

アジアや南米でも、過去に失われた森林が戻る(つまり、植林で森林面積が増加に転じる)なら、世界全体として明るい兆しになります。

 

こうした理由により「子どもたちに緑の地球を残すために、今こそ、植林活動により一層の理解と支援を!」と呼びかけたい思いです。

 

「植林ぱちんこ」も、まだまだ始まったばかりの小さなチャレンジですが、みなさんの小さな善意の積み重ねで、いつか大きなうねりとなって地球の未来を救う活動へと広がっていくことを願っています。

 

当コラムの数値データは、林野庁HP(https://www.rinya.maff.go.jp/index.html)にある世界森林資源評価2020(FRA2020)を参考に執筆しました。

原文は英語レポートですが、仮訳文も掲載されています。

もっと詳しいデータや他の調査数値に興味を持った人は、ぜひ覗いてみてください。

 

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[筆者:Mr.モリーヌ] 関西某所にて学習塾を主宰し地元の子どもたちを教える傍ら、主に環境・教育分野のライターとして、紙媒体やWeb媒体で年間100記事ほどを執筆している。

不登校児や発達障害児の支援ボランティアも行う。

パチスロは学生時代「ドンちゃん」に挑戦するも、目押しができずに惨敗した記憶あり。

祖父母がパチンコファンで、特に大好きだった「海物語」には、楽しい思い出もある。

現在の使命は、コラムを通じて「世界の環境問題の今」をわかりやすく伝えること。

「植林ぱちんこ」に、全国のファンのさりげない善意を集結させること。